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デュラララ!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
概要
電撃文庫史上初、首なしの女性をヒロインにした作品。池袋を舞台に非日常にあこがれる少年、チンピラ、ストーカーもどきの電波娘、情報屋を趣味で行う青年、闇医者、高校生、首なしライダーことデュラハンなどが繰り広げる、一般からは歪みつつも爽快な恋の物語。『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス)2009年7月号(5月号にプレビュー版掲載)より茶鳥木明代による漫画化作品が連載されている。
2009年7月にテレビアニメ化が決定し、2010年1月から放送中である。
ストーリー
- デュラララ!!
- 東京・池袋。そこにはキレた奴らが集う。矢霧製薬と首なしのデュラハン、セルティとセルティの首をめぐる争奪戦。そこに「ダラーズ」、折原臨也、平和島静雄、門田京平、遊馬崎ウォーカー、狩沢絵理華らが絡む。またところどころにあるチャットの会話も物語に関係してくる。
- デュラララ!!×2
- 東京・池袋。そこには人を愛することに不器用な人間が集う。自分に悩む女子高生、池袋最強は誰か?を取材する記者、セクハラ教師、カラーギャング「黄巾賊」、池袋の喧嘩人形、情報屋、そして首なしライダー。そんな中連続通り魔事件が起きて…。
- デュラララ!!×3
- 東京・池袋。そこには寂しがりやな過去が集う。過去から逃げるボス。責任を感じる女子高生。友の思いに気づかない少年。様々な思いが交錯し「ダラーズ」×「黄巾賊」×「罪歌」の三つ巴の抗争が始まる。
- デュラララ!!×4
- 東京・池袋。そこには火種と火種に振り回される人種が集う。都市伝説を放映するテレビ局、外見と中身の一致しない双子、有名アイドル、ダラーズの先輩にあこがれる青年、殺し屋、殺人鬼、賞金を掛けられた首なしライダー。池袋の休日が始まる。
- デュラララ!!×5
- 東京・池袋。そこには折原臨也の意趣返しが集う。何でも屋、静雄を探す少女、バーテン風の男、ダラーズに復讐する女たらし、狙われるクラス委員、それに気づかない少年、首なしライダー。そんな彼らのGWは、日常か非日常か。
- デュラララ!!×6
- 折原臨也が帝人の背中を押し、ダラーズは混乱する。ダラーズと、ロシアの便利屋、怪力男に首無しライダーとTo羅丸…彼等の運命は如何に!?
- デュラララ!!×7
- 臨也が何者かに刺された後に残った傷跡と一時の平和。白衣の鬼女は行動を起こし、偽者の愛は強くなる。そしてセルティと新羅の初デートの行く末は!?
登場人物
主要登場人物
- セルティ・ストゥルルソン(Certy)
- 声 - 沢城みゆき
- 「首なしライダー」と呼ばれる、池袋の生きた都市伝説。その正体はデュラハンと呼ばれる欧州の妖精の一種で、性別は女性。スタイルはかなりのものらしい。
- 奇矯なその存在に反して極めて常識的な性格。お人よしで面倒見がいい一面がある。趣味はネットとテレビとDVD鑑賞。
- 鎧を漆黒のライダースーツに変え、首無し馬コシュタ・バワーの「シューター」を変化させたライトもナンバーもエンジン音すらも無い黒バイクを乗り回すその姿から池袋では「首無しライダー」と呼ばれ都市伝説扱いを受けている。彼女のバイクは重力にとらわれず、壁すらも走ることが可能。
- 質量を持った影を生み出すことができる。それを操作してライダースーツや普段着や財布、大鎌等を生み出している。
- 首が無いため話すことはできないが視覚や聴覚は人間と同様であり、PDAやノートパソコンを介して文章によって発言している(アニメでの声はあくまで視聴者向けのものであり、作中では聞こえていない)。普段の外出時には、失われた頭部にヘルメットを装着している。また、首が無く味見ができないので料理はあまりうまくないが、得意料理はカニ玉。
- 幽霊や吸血鬼は怖くないが宇宙人やホラー漫画は怖いらしい。警視庁第五方面交通機動隊、特に金之助に追い回されたことがトラウマになっている。ファンタジーと言えば『ウィザードリィ』をすぐさま連想する。
- 元々はアイルランドに暮らしていたが20年程前に頭部を盗まれ、その為それ以前の様々な記憶が欠如している。その後「首」の反応を辿って日本を目指し道中で出会った森厳との「取引」で池袋に居を構え、副業として運び屋を営みながら森厳の息子・新羅と共同生活を始める。成長した新羅と相思相愛となりながらも一線を引いていたが、「首」をめぐる一連の事件を経て恋人同士となる。またその後の様々な事件を通じて池袋に生きる様々な人物と交流し、「首」への執着を捨てて池袋こそ自分の故郷と思い定めるようになる。「ダラーズ」の一員。
- チャットでのハンドルネームは「セットン」。
- 『電撃学園RPG Cross of Venus』の特典小説にて交機から逃げている際に異世界に存在する電撃学園へ迷い込み、状況の把握が出来ずにいるも合流した遊馬崎の歯止め役に回る。過去、ロニー・スキアートと何らかの面識があった事が明らかになるが前述の理由で彼女自身は覚えていない。
- 竜ヶ峰 帝人(りゅうがみね みかど)
- 声 - 豊永利行
- 3月21日生まれ
- 「非日常」に憧れを抱く高校生。第1巻冒頭で、高校進学を機に池袋に引っ越してきた。
- 基本的にまじめでおとなしい性格の、平凡な高校生。気を許す相手への突っ込みは毒舌気味。同級生の杏里に好意を抱いているが、奥手なため告白できずにいる。「非日常」の刺激に対して、渇望とも言える深い欲求を抱えている。危機的状況下での行動力は高く、ネットや携帯を媒体にした情報操作と豊富な人脈を駆使し危機を乗り切ることが多い。しかし、自分を取り巻く仲間の人数が増えすぎて許容範囲を越え、逆に自分の首を絞めていることに気付き、危機感を覚え始めている。
- 実は「ダラーズ」の創始者の1人であり、ほかの創立メンバーが次々離反する中で唯一最後まで残り組織を管理しつづけた。そのため実質上「ダラーズ」のリーダーだがその正体を知る者はセルティ、臨也を始め数名しかいない。アパートの隣の部屋の3畳間に『バッカーノ!』に登場したカメラマンが住んでいる事が仄めかされている。
- チャットでのハンドルネームは「田中 太郎」。
- 紀田 正臣(きだ まさおみ)
- 声 - 宮野真守
- 帝人の同い年の幼馴染。茶髪でピアス、銀のブレスレットと如何にも都会の高校生といった風貌。
- 見かけ通り軽い性格でナンパ好き。小学校時に池袋へ引っ越すがその後もメールを通じて帝人と交流が続いており、池袋での刺激的な日々について彼によく話していた。成績不良だが国語と英語の成績は良い模様(将来をヒモで生きていくつもりだかららしい)。
- 実はカラーギャング「黄巾賊」の元リーダーで、「将軍」と呼ばれる男。過去、「ブルースクウェア」との抗争で当時交際していた沙樹を助けられなかった事から「黄巾賊」を抜け沙樹とも別れる。その際の事件がきっかけで臨也を嫌悪している。3巻で自らの過去に決着をつけた後沙樹とヨリを戻し、来良学園を退学。何処かへと消えた。
- チャットのハンドルネームは「バキュラ」。ちなみに4巻のチャットにて、本小説のイラストを担当しているヤスダスズヒトが連載している漫画『夜桜四重奏』の舞台である桜新町商店街で聞いたとして『ツンツンデレツン』の歌を書き込んでいるが、作者が異なる以上『バッカーノ!』や『ヴぁんぷ!』のように世界観がつながっているのかは不明。
- 園原 杏里(そのはら あんり)
- 声 - 花澤香菜
- 帝人、正臣のクラスメイト。地味な風貌だが非常にスタイルがいい。成績優秀で、通知票オール10。
- 大人しくあまり自己主張しない性格。とある事件で人を愛することが出来ず、「自分」と言う存在を徹底して客観的に認識することで精神のバランスを保っている。帝人、正臣との3人の交流をかけがえないものだと感じている。
- 「罪歌」と呼ばれる妖刀をその身に宿している。本来「罪歌」を宿した者は「罪歌」の思念に耐え切れずに発狂し意識をのっとられるが、杏里は「罪歌」の思念を受ける自分を他人事のように認識することで自我を保ち「罪歌」を制御している。「罪歌の子」の暴走によって引き起こされた「リッパーナイト」事件を経て、多数の「罪歌の子」の宿主の意識を支配する(普段は解放している)。またそ同事件の際に出会ったセルティに淡い憧れを抱く。
- チャットに参加しているがPC操作自体にまだ慣れていない為、片言になりがち。ハンドルネームは「罪歌」。
- 岸谷 新羅(きしたに しんら)
- 声 - 福山潤 / 幼少時代 - 悠木碧
- 池袋に居を構える闇医者。セルティと同棲している。常時白衣を着用しており、根っからのインドア派。
- 冗談好きな性格で、四文字熟語を多用する癖がある。解剖をすると嬉しそうに笑うなど、少々変質的な性癖を持つ。セルティとは幼い頃から20年来の付き合いであり、首を失ったセルティを容姿も含めて深く愛している。セルティの一番の理解者で、声も表情も存在しないセルティの感情を読み取ることができる。学生時代の静雄と臨也の同窓生で、2人の間を取り持つ立場だったらしい。
- セルティの「首」にまつわる事件では、首を手に入れた彼女が変わってしまったり、自分の元から離れていってしまうことを恐れて「首」が彼女の元に渡らないように裏で暗躍していた。事件終了後にセルティと対話し、セルティ自身に許されると同時に互いの心情を改めてぶつけ合い、恋人となる。情報通であり事件のまとめ役をすることも多い。
- 矢霧 誠二(やぎり せいじ)
- 声 - 堀江一眞
- 矢霧製薬社長の甥。人間的な感情がどこか欠落している。
- 姉・波江を通じてセルティの「首」に出会い、狂的な恋愛感情を抱く。美香からストーカー的な好意を寄せられていたが「首」にまつわる事件を経て、自分の気持ちを確かなものとする為に美香と付き合うことに。
- 張間 美香(はりま みか)
- 声 - 伊瀬茉莉也
- 誠二のストーカー。杏里の中学時代からの友人。
- 誠二によって瀕死の重傷を負わされるが、想いは変わらず。波江から誠二の気持ちが「首」に向いている事を教えられ、新羅に顔を「首」そっくりに整形してもらう。その後諸処の事件を経て誠二の仮初めの恋人に。何時か自分が「首」を取り込み、成り代わろうという願望を持つ。
- 矢霧 波江(やぎり なみえ)
- 声 - 小林沙苗
- 矢霧製薬の重役で、「首」の管理の責任者。弟・誠二を狂的なまでに溺愛している(恋愛的にも肉体的にも)。しかし本人には煙たがられている。
- 冷徹なエゴイストだが、誠二をこの世のすべての念頭においている。誠二が「首」に傾倒するのが許せず、引き離すために美香らを利用する。最終的には組織を離反し、「首」を持って臨也の元へ。以降は臨也の助手的な位置に収まっている。
- 平和島 静雄(へいわじま しずお)
- 声 - 小野大輔
- 常時バーテン服にサングラスがトレードマークの男。池袋で最も「喧嘩を売ってはいけない男」として恐れられている。
- 普段は温和な人間なのだが、極端に短気な性格。キレると筋力のリミッターが外れるという生来の特殊体質で、怪物じみた膂力を持ち「池袋の自動喧嘩人形」という異名まで持つ。体質のせいで体格は細いのだが筋肉や骨が恐ろしく硬くなり、関節はさらに硬くなった。そのため拳銃の弾もまるで食い込まないうえ、医療メスが施術中に何度も曲がるほど。その体質は新羅曰く「一世代での進化」。化け物じみた力や性格もあって滅多に人が寄り付かないが、セルティとは親しい友人。理屈を捏ねる人種が大嫌いで、その代表格の臨也とは犬猿の仲。現在は出会い系サイトの取立人をやっている。いつもバーテン服なのはアイドルである弟がバーテンのバイトを始めた時に「今度こそクビにならない様にしよう」といって大量にバーテン服を送ってきたため。「ダラーズ」の一員。後に脱退。
- 「罪歌」の情愛を一身に受ける存在。新羅と臨也の同窓生。『ヴぁんぷ!』の登場人物の格闘家、トラウゴットを尊敬している。周囲の親しい女性は年下ばかりだが、本人の女性の趣味は年上。
- 殺人鬼「ハリウッド」と殺し屋「哲学する殺人機械」を公園のベンチを無理矢理引っこ抜いてフルスイングし、一蹴した。
- 折原 臨也(おりはら いざや)
- 声 - 神谷浩史
- 艶やかな黒髪を持つ、眉目秀麗という褒め言葉を具現化した様な青年。
- 常に爽やかな笑顔だが、自分以外の全てを蔑むような鋭い目つきをしている。フード付きの黒いコートを着ている。
- 新宿住まいの有力な情報屋で、本編の多くの事件の黒幕的存在。
- 「人間」に対し、歪んだ愛情と哲学を持つ。様々な情報を武器に、ある思惑の元池袋の影で暗躍している。ネット上で帝人たちが作った架空のチームにすぎない「ダラーズ」を発見し、池袋で実勢力を拡大させて行った張本人であり、本人も「ダラーズ」の一員。妹が2人(双子)おり、苦手としている。現在、セルティの「首」を保有している。
- 主要人物たちが集う掲示板の管理人でそれぞれの背後関係をほぼ全て把握しており、時にその行動を誘導する。ハンドルネームは「甘楽」。ネット上では女言葉で話す所謂ネカマ。助手の波江とは緊張感に満ちた微妙な関係。静雄と新羅の同窓生で、駆け引きも利害も通じない静雄とは学生時代からの犬猿の仲。人外の存在である「罪歌」を相手に、全く引けを取らずに「人間愛」を主張した。旧友の新羅は彼のことを善人でも悪人でもなく「反吐」、静雄に至っては「ノミ蟲」と嫌悪している。
- なお『バッカーノ!』に登場するブライドという人物の取引相手に「新宿のオリハラ」とあり、おそらく本人と思われる。自称「永遠の21歳」。
- サイモン・ブレジネフ
- 声 - 黒田崇矢
- ロシア人で黒人で寿司屋「露西亜寿司」の店員。よく青と白の割烹着を着、店の前で片言の日本語で呼び込みをしている。静雄と力で張り合える程の巨漢だが、喧嘩や暴力は嫌い。体重120キロ超。池袋という街を愛している。ロシア語と日本語で雰囲気が変わる。昔、ロシア軍の特殊部隊に所属していたとかロシアンマフィアだったという噂がある。臨也曰く「何か格闘技をやっている」との事。「ダラーズ」の一員。
ダラーズ
- 門田 京平(かどた きょうへい)
- 声 - 中村悠一
- アダ名は「ドタチン」。命名は臨也。絵理華にもそう呼ばれる。
- ぶっきらぼうだが面倒見のいい性格で自分を慕うウォーカー、絵理華が無茶をやらかさないよう管理するのを自分の役目と考えている。
- かつて「黄巾賊」と抗争状態になったカラーギャング「ブルースクウェア」の一員だったがとある事情によりウォーカー、絵理華、渡草を引きつれ脱退。現在では「ダラーズ」の一員。「職人系」の職業についているらしい。名前のモデルは、作家の上遠野浩平。
- 遊馬崎 ウォーカー(ゆまさき うぉーかー)
- 声 - 梶裕貴
- 二次元をこよなく愛する青年。末期の二次元好事家とまでいわれる。主に電撃文庫をよく読んでいるようでよく絵理華とその話をしている。今まで話に出てきた本は『キノの旅』、『吸血鬼のおしごと』、『Missing』、『我が家のお稲荷さま。』、『ダブルブリッド』、『とある魔術の禁書目録』などである。オタクへのイメージを払拭する為ファッションにも気を使っている。「ダラーズ」の一員。一時期自分の家に緑色のメイドが来たことがある(本人談ではあるが、ヴぁんぷ!に該当する登場人物がいる)。名前のモデルは、作家のおかゆまさき。アニメのキャラの氷の彫刻をつくる仕事をしている。不良らしい冷酷な一面も持つ。本人曰く平和主義。
- 『電撃学園RPG Cross of Venus』特典小説では主役として登場。本屋で買い物の最中、異世界に存在する電撃学園に迷い込んでしまうがあっさりと状況に適応。更にシャナやインデックスを始めとする本物の電撃文庫のキャラクターに遭遇して狂喜し、サインまで貰っている。ただし時間軸が違うだけで同じ世界に存在するためか、ロニー・スキアートの事は知らなかった。異世界の記憶は元の世界に戻れば消える筈だが彼は全てを覚えたまま帰還しており、絶夢と戦う為に出来る事「自分が楽しめる物語を探して、最高に楽しむ」とロニーの言葉に従う。
- 狩沢 絵理華(かりさわ えりか)
- 声 - 高垣彩陽
- ウォーカーの相方で、同じくオタクの女性。絵理華が話した本は『撲殺天使ドクロちゃん』、『ルナティック・ムーン』、『リリアとトレイズ』などである。その買い漁った電撃文庫(作中のタイトルは全て実在)の内容に合わせて拷問を行う等、過激な面も持ち合わせている。夜中に親に見つからないように小さな音量で深夜アニメを見て育ったため耳がいい。「ダラーズ」の一員。名前のモデルは、作家の有沢まみずと中村恵里加。
- 渡草 三郎(とぐさ さぶろう)
- 声 - 寺島拓篤
- 門田たちの仲間で、いつも一緒に行動している。彼らが使用しているワゴン車の持ち主で、運転席にいることが多い。
その他
- 三ヶ島 沙樹(みかじま さき)
- 正臣の元彼女。「黄巾賊」と「ブルースクウェア」の闘争に巻き込まれて重症を負い、ずっと病院にいる。
- 臨也の狂信的な信奉者でかつて臨也の策略の一環として正臣に近づくが、次第に本心から惹かれていく。後に正臣と復縁し、共に池袋を去る。
- 平和島 幽(へいわじま かすか)
- 静雄の弟。「羽島 幽平(はねじま ゆうへい)」の芸名で有名な俳優にしてアイドル。
- 新羅曰く「少女漫画から抜け出てきたような美形」だが、常に無口で無表情で、感情らしい感情をほとんど示さない。しかし演技となるとまるで別人のように役になりきり、どんな役柄でもこなす事から実力派の男優として評価も高く、様々なドラマや映画の主役をもぎ取っている。兄の静雄を敬愛しているが、現在の感情が欠落した自分は「感情の起伏が激しすぎる兄を幼い頃から反面教師にした結果」とも語っている。自分の人格が異常である事は自覚しており、欠けた「人としての感情」を得るために役者になったと言う。
- とあるきっかけで「殺人鬼ハリウッド」、ひいてはその正体である聖部ルリと関わることとなる。
- 聖辺 ルリ(ひじりべ るり)
- 「澱切シャイニング・コーポレーション」所属のタレント。セルティや新羅を含め、多数のファンを持つ。
- 新羅曰く「西洋の天使絵画から抜け出たような美女」で内向的な性格。元は資産家の令嬢だったが祖父、父と立て続けに事業に失敗した結果、没落。肉親の多くを失った彼女は遠縁の親戚に預けられ紆余曲折の末にメイクアップアーティストとしての道を踏み出し、その後モデルとしてデビューする。幼い頃は厳しく束縛された状況で育ち、特撮映画に出てくる「怪獣」の奔放さに憧れを抱いている。
- 実は彼女の家系は数代前にセルティのような「人でない何か」の血を混じらせており、(代々受け継ぐものか隔世遺伝かは不明だが)彼女自身も人間を超えた身体能力を持つ。彼女自身は自分の肉体についての事実を知らず長く普通の人間として暮らしていたが、ある「きっかけ」によって力が発現してしまう。以降、自分に「怪物のメイク」を施してある目的の元殺人を犯しその光景を監視カメラに捕らえられたため「殺人鬼ハリウッド」と呼ばれ報道されることとなる。
- とある縁から幽、そしてセルティと接触しそれぞれの「あり方」に深く感銘を受ける。
- 折原 九瑠璃(おりはら くるり)
- 臨也の妹。舞流の双子の姉。4巻から新入生として来良学園に入学する。
- ショートカットで豊満な体格、学園では常に体操服を身に着けているなど活発そうな外見だが言動は物静かで暗い雰囲気を持つ。一見して気弱だが、やはり敵意を持って向かってくるものには容赦がない。舞流には「クル姉」と呼ばれている。
- チャット上では姉妹ともに言動が逆転している。臨也曰く、クルリはRPGで云う魔法使いに当る性質を持っているらしい。肉体暴力的なマイルに比べてクルリは火薬などを多く使う。田中太郎らに甘楽と疑われたこともある。クルリ、マイルに対する苛めでクルリ達に助力をした黒沼青葉と接吻もし、意外と大胆な行動を起こす。学校では、体操服を多く来ている。
- 双子である舞流と2人揃うことで「完全な一人の人間」になれると考えており、そのために性格も趣味嗜好も得意分野もすべて意図的に姉妹で対称となるようにしている。しかし小学校の頃にお互いの「設定」を整合性を無視してくじ引きで決めたため、外見と内面に激しい不一致がある。兄である臨也いわく「呆れた中二病」。姉妹揃って静雄の弟であるアイドル、羽島幽平の大ファン。静雄とも面識がある。
- 密かに臨也の秘書である波江と繋がりを持ち、臨也が管理するチャットルームにもぐりこむ。ハンドルネームは「狂」。
- 折原 舞流(おりはら まいる)
- 臨也の妹。九瑠璃の双子の妹。4巻から新入生として来良学園に入学する。
- 眼鏡に三つ編み、細身の体に黒いセーラー服と文学少女のような出で立ちだがその言動は極めて明るく扇情的。自称両刀だが、女性のほうが好きらしい。九瑠璃ともども兄である臨也の影響を強く受けついでおり、自分たちに危害を加える者には一切の容赦がない。ハンドルネームは「参」。







