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ドラえもん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

ドラえもん』は、藤子・F・不二雄による日本児童漫画SF漫画ギャグ漫画作品。および作品に登場するキャラクターの名前。

 

概要

何をしても駄目な小学生、野比のび太と、22世紀から彼のもとにやってきたロボット・ドラえもんの日常生活を描いた作品である。

 

あらすじ

何もやってもドジばかりの少年「野比のび太」。お正月をのんびりと過ごしていると、机の引出しから、のび太の子孫「セワシ」と「ドラえもん」が現れる。

 

未来の野比家では、のび太が残した借金がセワシの代まで及んで困っているという。悲惨な未来を変えるために、セワシが世話係として連れてきたドラえもんと暮らす事になるのび太。

 

ドラえもんはポケットからひみつ道具を取り出しのび太を助けてくれる。のび太は道具に頼りがちになりながらも、時には反省し学んでいき、少しずつ未来はより良い方向へと進んでいく。

 

作品

典型的なプロットは「のび太の身にふりかかった困難を、ひみつ道具で一時的に解決するが、道具を不適切に使い続けた結果、しっぺ返しを受ける」というものである。

 

このプロットは、作者の描くSF(すこし・不思議、Sukoshi Fushigi)本来のサイエンスフィクションのSFではないを反映しており、当時のSFの唱える "if"(もしも) についての対象を想定した回答であるといえる。

 

藤子・F・不二雄が執筆した作品は全1345話(短編・中編・長編)。ただしその一部「ヤメサセロボット」(『小学二年生』1982年12月号掲載、単行本未収録)の全体「空中つりセット」(『小学一年生』1982年12月号掲載、単行本未収録)「さかさカメラ」(『小学四年生』1981年12月号掲載、単行本未収録)の扉以外全て「空気中継衛星」26巻収録「しずちゃんとスイートホーム」35巻収録「サカユメンでいい夢見よう」36巻収録は、執筆当時のチーフアシスタントであるたかや健二による執筆『Neo Utopia別冊 129.3』ネオ・ユートピア発行、1998年

 

藤子・F・不二雄が逝去した1996年以後もテレビアニメの制作は続き、アニメ映画の漫画版を萩原伸一(むぎわらしんたろう)、岡田康則が執筆している。

 

作品の発展

本作の連載開始当初は、ドラえもんが騒動を巻き起こすドタバタ劇で、ギャグ漫画としての特色が強く、ストーリー性の強い作品は見られなかった。しかし、連載が進むにつれて、当初のハチャメチャぶりが影をひそめ、次第にギャグ漫画の特色が薄くなり、作品のストーリー性が強くなっていった。

 

小学一年から小学六年までと読者層が広範囲に展開されている為、読者の年齢差を意識して、内容面まで描き分けられて連載されていた。小学一年ならひみつ道具の楽しさが描かれ、小学四年からは、のび太の成長などのストーリー性が強くなり、小学六年になると、複雑な内容も増えてくる小学館ドラえもんルーム編 『ド・ラ・カルト』

 

当初、ドラえもんとのび太は「世話役と世話をされる者」だけの関係だったが、物語が進むにつれて、2人の仲が変化してくる。世話係の役目を終えて未来へ帰ったドラえもんは6巻収録「さようなら、ドラえもん」、使命を負ってではなく、のび太の元へと再び現れる7巻収録「帰ってきたドラえもん」。この時から、友達という関係へと発展したと思われる

 

連載

1969年より、小学館発行学年誌の一部『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』にて連載開始した。いずれも1970年1月号で、当時の作者名義は「藤子不二雄」。1話ごとに完結する短編として執筆。第1話から存在するタイトルロゴは赤松育延によるもので、ドラえもんの手足をイメージしているドラえもん深読みガイド p50

 

『ドラえもん』本編連載のほか、1974年には、ドラえもんの妹ドラミを主人公に据えたスピンオフ作品『ドラミちゃん』が連載され、のちに『ドラえもん』本編に統合された。詳細はドラミを参照。

 

1980年からはアニメーション映画の原作として単行本1巻分の長編の執筆を開始、これを『大長編ドラえもん』と称している。映画にふさわしくスケールの大きな舞台で、のび太が仲間と協力して困難を乗り越え、成長する冒険物語が描かれる。この頃は『大長編ドラえもん』を含めると8本の雑誌に同時連載していた。

 

1987年以降は作者の体調面の問題もあり、短編の連載は少なくなった。大長編を除く、作者本人の手による最後の単発作品は、中編「ガラパ星から来た男」(45巻収録)となっている。この作品は連載開始25周年を記念して、3誌同時に集中連載された中編で『小学三年生』『小学四年生』『小学五年生』で、1994年 7月号 - 9月号、『月刊コロコロコミック』の1994年9月号の別冊付録「ドラえもん44.5巻」で完全版として加筆掲載されたものをコミックス収録時に更に加筆した物となる。

 

掲載誌

いずれも小学館からの発行。
  • 『よいこ』
    • 1970年1月号 - 1971年4月号、1972年10、11月号、1973年2月号 - 10月号
  • 『幼稚園』
    • 1970年1月号 - 1971年3月号、1972年10月号、1973年3月号 - 12月号
  • 『小学一年生』
    • 1970年1月号 - 1974年3月号、1975年3月号、1975年9月号 - 1986年8月号、1987年4、5月号、1990年4月号
  • 『小学二年生』
    • 1970年4月号 - 1986年8月号、1987年4、5月号
  • 『小学三年生』
    • 1970年4月号 - 1986年8月号、1987年1月号 - 5月号、1989年4月号 - 1990年12月号、1991年3、4月号
  • 『小学四年生』
    • 1970年4月号 - 1986年7月号、1987年4、5月号、1988年6月号 - 1990年11月号、1991年1月号、(1991年3、4月号『小三』と同時掲載
  • 『小学五年生』
    • 1973年4月号 - 1986年7月号、1987年4月号、1989年4月号 - 1990年12月号、1991年12月号
  • 『小学六年生』
    • 1973年4月号 - 1986年7月号、1987年4月号、(1989年4月号 - 1990年12月号)、(1991年12月号『小五』と同時掲載
  • 『てれびくん』小学館
    • 1976年12月号 - 1977年8月号、1979年5月号 - 1983年3月号
  • 『小学館BOOK』(『小学館ブック』)
    • 1974年1月号 - 3月号、5月号 - 9月号
  • 『別冊少年サンデー』
    • 1973年6月号 - 1974年3月号(※全10回、すべて学年雑誌の再録)
  • 『増刊少年サンデー』
  • 『月刊コロコロコミック』
連載期間については米沢(2002年)による。なお、雑誌の号数による表記のため、実際の発売月とは1ヶ月ずれるので注意が必要(たとえば、1970年1月号は1969年12月の発売となる)。また、「コロコロ創刊25周年記念 名作劇場ドラえもん」と題して『月刊コロコロコミック』2002年4月号から再掲載されている。ただし毎年1月号から3月号は映画原作が掲載されるため休載となる

 

知名度

藤子・F・不二雄は「オバケのQ太郎」(合作)以降、「パーマン」「ウメ星デンカ」を小学館の学習雑誌および『週刊少年サンデー』に連載しており、ドラえもんはそれを引き継ぐ形で学習雑誌に連載された。しかし、「ウメ星デンカ」までは存在した週刊少年サンデーでの連載はなかった。6誌に連載されていたにもかかわらず、はじめはあまり注目される漫画ではなかったという。実際、1973年に最初のアニメ化がなされたが、わずか半年で終了してしまう。その翌年には、最終回として「さようならドラえもん」が描かれたが、翌月「帰ってきたドラえもん」によって連載は続行された(最終回の詳細はドラえもんの最終回を参照)。

 

しかしその後、1974年の単行本(てんとう虫コミックス)発売、1977年の『コロコロコミック』創刊を経るにつれ、知名度も上昇し、単行本は1978年の時点で1500万部を売り上げた『ドラえ本』1号。そして1979年に再びテレビアニメ化、その翌年には映画化され、それらのヒットにより人気は決定的なものとなった。1979年発行の単行本第18巻は、初版印刷部数が100万部を記録山口康男『日本のアニメ全史―世界を制した日本アニメの奇跡』(テンブックス、2004年、ISBN 4886960111)p.118。2000年度末時点で全世界で1億7000万部以上売られており出版月報、小学館を代表する作品となっている。

 

日経エンタテインメント!』2007年10月号「最後に読みたい本・マンガは何ですか?」というアンケートで一位にランク入りした。また近年ではドラマの台詞や芸人のネタなどに使われることもある。

 

誕生までの経歴

『ドラえもん誕生』『ドラえもん』が出来るまでの過程を描いた漫画作品。1978年発行『コロコロコミックデラックス ドラえもん・藤子不二雄の世界』初出(現在絶版し、雑誌『ぼく、ドラえもん。』25号の付録のうちの1つ「未収録作品集」にも再収録)によれば、締め切りが迫る中、新連載の構想が浮かばないという切迫した状況にも関わらず、作者の藤本は、アイディアがすぐに思い浮かぶような便利な機械があったらいいのに、などと考えながら空想にふけってしまう。さらに、過去にもアイディアが思い浮かばないまま、ドラネコのノミ取りを始めてしまったという経験があったことなどを回想しているうちに、ついに締め切りになってしまう。そして、「わしゃ、破滅じゃー!」と叫びながら階段を駆け下り、娘の起き上がりこぼしにつまずいた瞬間、「ドラネコと起き上がりこぼし」というアイデアが結びつき、ドラえもんが誕生したという。また、「ダメな人間を便利な機械で助ける」という内容も、自分に重ね合わせてこのときに思いついたのだという。

 

上記のように連載直前までキャラクターが決まっていなかったため、前月に掲載された予告『小学四年生』1969年12月号は、タイトルも、メインキャラクターであるドラえもんの姿も描かれていないという、異例のものであった。安孫子素雄(藤子不二雄)によれば、藤本はドラえもんのキャラクターを作る際に、猫のデッサンを漫画化したものを多数描いていたという『藤子・F・不二雄の世界』(1997年)

 

受賞

 

作風や舞台設定

作品の連載開始は1970年頃。

 

本作の主人公は、東京都練馬区月見台、あるいは田無市大字田無。詳細は野比のび太を参照に住む小学生、野比のび太原作単行本では4年生、アニメでは5年生。雑誌掲載時は雑誌ごとに学年が異なっていた

 

「ぼくの生まれた日」では(1995年に定められた藤子公認の新設定でも同様)、のび太は1964年 | 8月7日生まれ「ぼくの生まれた日」の雑誌での初出(『小学四年生』1972年8月号掲載)では1962年8月7日生まれとされており、単行本化される際に1964年に変更された。

 

登場人物

本作に登場する人物たちは、作者の少年時代に周りにいた友人や人々がモデルとなっているとの説がある。

 

藤子・F・不二雄の少年時代の友人の間では「ジャイアンのモデル」と目されている者もいるというテレビ朝日系『ドラえもん誕生物語 藤子・F・不二雄からの手紙〜』2006年2月19日放送。作者の自叙伝である「まんが道」の少年時代編においても、番長格の少年が登場する。のび太については、自身の子供時代をモデルにしたと作者本人が語っている。(ただし学童疎開体験については時代設定の関係上父親ののび助の体験として描いている)作者の少年時代は、運動能力が低く、いつも漫画を描いていたらしい ドラえもん公式サイト インタビューチャンネル 藤子・F・不二雄先生。さらに、源静香については作者の理想の女性を描いたものだとする説がある しずかちゃんのモデルはヘップバーン?!、横山泰行(2004年、10月6日)。初出は朝日新聞2006年4月1日朝刊。

 

時代設定

「未来の国からはるばると」で、ドラえもんとセワシが用意した「未来アルバム」に載っていた、のび太の未来を写した写真は1970年から1995年までが紹介されている。

 

25巻収録「竜宮城の八日間」での現在は1982年、33巻収録「ハリーのしっぽ」での現在は1985年とされている。16巻収録「りっぱなパパになるぞ!」では、のび太としずかが結婚してマンションに住み、息子のノビスケがのび太くらいの年齢となった近未来が2002年とされている。作中での2002年の描写は、ドラえもんのモデルとなる登場人物が少年時代であった1940年代と現実世界における2002年との間のテクノロジーの差を描写したものと解することもできる。3巻収録「白ゆりのような女の子」では、のび太の父親であるのび助についての戦時中における学童疎開の話があり、当時10歳前後であるとするとのび助は1930年代生まれと推測できる。しかし、アニメ「タイムマシンでお正月」1980年1月1日放送では1940年生まれという設定となっている。

 

藤子・F・不二雄自身の中にある設定として、他の作品との時代関係は固定していたと述べている。たとえば、『ドラえもん』の数年前として『パーマン19巻収録「影とりプロジェクター」でそれを示唆する記述があり、24巻『めだちライトで人気者』で明確となる、ほぼ同時期の設定として『オバケのQ太郎』『エスパー魔美』『ウメ星デンカ32巻収録「なんでも空港」など、数十年後として『21エモン32巻収録「オンボロ旅館をたて直せ」など。

 

時代の変化

テレビアニメの放送は30年以上にものぼっていることもあり、初期と現在では生活環境が大幅に変わっていることも多い。例えば、最近の作品ではスネ夫が携帯電話アニメ「ミニドラでスクープ!?」(2004年12月10日放送)よりDVDニンテンドーDSに似たゲーム機を持っていたり、部屋にパソコンがあったり(出木杉も)、剛田雑貨店が自前のウェブサイトを開設していることアニメ「ためしにさようなら」(2004年10月1日放送)、またテレビを操作する際にリモコンを使っていることなどが挙げられる。反面、正月に羽子板で遊んでいる風景等連載開始当初の昭和40年代を思わせる描写もある。さらには原作者の藤子・F・不二雄の少年時代の経験に基づいた話があることから現代風アレンジが加えられているとはいえ昭和20年代の描写が現れることもある。しかし最新AV機器の描写はドラえもんの世界観に関わるため抑えられている。例えばのび太が授業中にyoutubeを見るようなシーンがあると、ドラえもんの数十年後の設定あるはずの21エモンにおいて授業中に銀河連立図書館にアクセスするシーンと同様のシーンが登場することになり、作品間の時代関係に矛盾が生じる。新しい機器は登場しないが逆に古すぎる機器も登場させないことで昭和的な描写も抑えている。現代とは違和感の大きいのび太の自宅の黒電話もプッシュ式電話機に変更される可能性もある。

 

「白ゆりのような女の子」は、1期、2期共にアニメ化されているが、1期の方は番組開始初期の作品であるため、まだ時代設定に不自然な点は見受けられない。しかし、2期の方でも父親ののび助が学童疎開をした頃の思い出を話しているところから、2期では話の都合により時代設定を変えることがあると言える。

 

ひみつ道具

ひみつ道具とは、ドラえもんなどが四次元ポケットから出す未来の道具を指す総称。主に、のび太を助けるためにドラえもんが取り出す。作品中に登場する道具の総数は、富山大学人間発達科学部の横山泰行教授が調査した「1963個」が有力な数字とされている。

 

それぞれの道具についてはドラえもんの道具一覧およびドラえもんの道具を参照。

 

道具の所持

方倉設定によると、ドラえもんの道具には、ドラえもんの製造時からポケットに組み込まれていた物もあるらしい。しかし実際は未来のデパートからドラえもんが購入してくることが多い。ドラえもんの買う道具の中には高価な物もあるが、ほとんどは安物であり1回きりの使い捨てである45巻収録「四次元くずかご」。レンタルで済ますこともある34巻収録「時はゴウゴウと流れる」。道具は100ヶ月(すなわち8年4ヶ月)ごとにドラえもんとセワシが定期検査を行い、故障している物は修理に出す18巻収録「百苦タイマー」。こうしたことから、いざ道具を使いたくても、目当ての道具が故障中、修理中、レンタル先へ返却済みといった理由で使えないことも多い17巻収録「大むかし漂流記」ほか多数

 

使えなくなった物や使い道のない物、また危険な物などは「四次元くずかご」に捨てるか45巻収録「四次元くずかご」、穴を掘って埋める10巻収録「ねがい星」。未来のデパートから買った物の場合は店員を呼び出して返品するが、返品前にのび太が使って騒動になることも多い8巻収録「人間製造機」、27巻収録「ジャイアンよい子だねんねしな」、『ドラえもん のび太とロボット王国』ほか

 

道具の規則

道具は個人的な用途以外に使用してはいけない規則となっている。例えば道具を金儲けに使うと、莫大な罰金を科せられてしまう37巻収録「なんでもひきうけ会社」。しかし、ドラえもんも金儲けしようとしたことがあった33巻収録「地底のドライ・ライト」。道具を犯罪に使用するとタイムパトロールに逮捕される4巻収録「未来世界の怪人」など。また「航時法」という法律により、過去の世界へ行った際、歴史を狂わせる恐れのある行為を行うことも禁止されている大長編「ドラえもん のび太の恐竜

 

アニメ・映画

 

大長編ドラえもん

劇場用アニメ映画の原作とするために描かれた長編漫画であり、短編漫画『ドラえもん』の原作者による派生作品である。通称「大長編」。てんとう虫コロコロコミックスとして発売されている単行本(全24巻)のほか、小学館コロコロ文庫から文庫版も刊行されている(既刊17巻)。

 

作者没後の作品であるVol.18以降の単行本表紙には、それまでに加えて「まんが版映画シリーズ」と記されている。Vol.21からVol.24の4作の単行本には、描き下ろし漫画作品が同時収録されている。

 

第1作『ドラえもん のび太の恐竜』は、短編作品としてすでに発表されていたものに加筆したもの。『月刊コロコロコミック』1980年1月号から3回にわけて漫画版が連載され、1980年3月15日にアニメ版が劇場公開された。

 

第1作から毎年、映画公開までに漫画版を集中連載し、漫画が完結したすぐあとの3月初旬から中旬に映画を公開するというスケジュールが確立されていた。『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』の漫画版を執筆中に原作者が死去。原作者没後も映画の制作は続き、引き続き藤子・F・不二雄プロが漫画版を執筆した。

 

てんとう虫コロコロコミックス刊行初期はてんとう虫コミックスの単行本は、Vol.4『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』が第1弾として発売され、その後、Vol.1『のび太の恐竜』→Vol.2『のび太の宇宙開拓史』→Vol.5『のび太の魔界大冒険』→Vol.3『のび太の大魔境』→Vol.6『のび太の宇宙小戦争』という順で発売された。

 

そのため、『ドラえもん のび太の恐竜』や『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』には、映画版の主題歌の歌詞が書かれた描き下ろしページがあるが、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』には主題歌の歌詞が書かれた描き下ろしページがない(藤子不二雄ランドの単行本や映画大全集の本では存在する)。なお、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』『ドラえもん のび太と鉄人兵団』にも同様のページは存在しない。

 

1988年公開の映画『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の漫画版は、作者の体調不良のため執筆されなかった。そのため『ドラえもん のび太の日本誕生』以降の作品の漫画版は、映画版のそれよりも作品数が1つ少なくなっている。

 

『ドラえもん のび太と雲の王国』(VOL.12)は作者病気のため最終2話が連載当時執筆されず、数年後に『ドラえもんクラブ』という雑誌に執筆したため、次の『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』(VOL.13)よりも後に単行本が刊行された。なお最終2話が掲載される予定だった『月刊コロコロコミック』の該当号には、「ビジュアルストーリー」と題した、イラストと文からなる記事を藤子・F・不二雄プロが執筆した。連載第4回以降を補足する意味で書かれた「ビジュアルストーリー」は映画と漫画のどちらの物語展開とも異なる内容であり、過去のどの関連書籍にも収録されていない。

 

『ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006年公開)公開時には「特製アクションバッジ」とセットになった『ドラえもん のび太の恐竜』の単行本が、『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』(2007年公開)公開時には「マジカル両面ストラップ」とセットになった『ドラえもん のび太の魔界大冒険』の単行本が発売された。

 

映画ストーリー

ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006年公開)以降の映画は「大長編ドラえもん」としては漫画版が執筆されていない。ただし、『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』(2007年公開)以降は「映画ストーリー」として岡田康則(単行本では「藤子・F・不二雄プロ」名義)が漫画版を執筆している。単行本は既刊2巻。

 

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